輝り道‐ヒカリミチ‐


「…真実?私の、真実…」

「そうやで。
だって
琴理らが嘘臭い噂を
流しとうやんか

奈々緒は
面倒臭いことは
ほっとく人やってわかってるし

やから
何ちゅうたらいいか
分からんけど

話してみいや。
信じるよ。
奈々緒が
嘘付けへんのも知ってるし」




あぁ
私のこと
信じてくれる人まだいるんだ

そう思った

優真は
私と
連絡したくなかった訳じゃ
なかったんだ

英琉の気持ちも
琴理の気持ちも
皐月の気持ちも

私の気持ちも全部…
わかってくれようとしてる人…


ちゃんと
前向きになろうと思った…



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