輝り道‐ヒカリミチ‐
―――――――
その後、
水紅が泣き崩れて
話し合いは
途中で終わったのだった
「は~。疲れたのだあ!」
「(笑)誰キャラやねん!つか、奈々緒何もしてなかったやん♪」
「話は聞いてたっつの♪」
教室に着くと、
私の机はなく
椅子だけが転がっていた…
「何これ…。誰がやったん?!」
琴理が大声で言う
私は
小さい声で
「別にいーよ。」
と、言う
“良くないよ”
呟きの声が琴理から聞こえた
とりあえず
自分の机がない今、
予備の机を
使わせてもらうことにした
―――――――
最近
琴理は私の家に
期間居候していることが
多い(笑)
そして、今日もだった。
2人で
明日の課題の勉強してるとき
玄関が鳴った
「はーい」
―ガチャ
目の前には…
陽樹がいたんだ
「…よう。今暇か?」
「え、あと、ちょっと…「誰やった~?あ、陽樹君やん♪どーも♪」」
と、琴理がでてきた
どこで話せば良いかと
私が困った
顔をしてると
「ここじゃあれやし、入ったらえーやん♪琴理、部屋いっとくし!」
って琴理が言った
そう、
私、独り暮らしだから
リビングと
畳の部屋以外の部屋は
空いていてるから
1つは
琴理の部屋になっている(笑)
「じゃあ…どーぞ」
陽樹を家に入れる