輝り道‐ヒカリミチ‐

「え…。好きな人がいる的な?」
「奈々緒が…」

「へ?私?」

「奈々緒が…好きって言ってた。冗談じゃないで。本当のこと。」
水野皐月は草食系というか肉食系というか…
でも、告られたことはなくて
そういう風には
見たことがなかった男。
ただの友達。
クラスは3年間一緒だった。

高校も同じとこ受けるって言ってた…。
受かってるかは知らないが。

狙いは絶対に琴理と思ってたのに違ったのか…。

「奈々緒、琴理は奈々緒をねたんどった。ごめんね…」

「な~にをあやまってるのよ。琴理、私は琴理にだったら、ねたまれても殺されても怒らないし。むしろ嬉しいよ~♪」

「ぷはっ!何それ受ける~!じゃあ、死ねって行ったら死んでね♪」
「琴理もね♪」

「え~、やだぁ!」
「ううわ、ムカつく~!」

< 4 / 42 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop