永遠に・・・
距離
　「え・・・・？」

あたしは由美の言葉に驚いていた。

由美はさっきの笑顔とは違う・・・何か企んだ笑顔をしている。

「だってうざいんでしょぉ？だったらシメたほうがいいぢゃん♪」

「・・・そうだけど。」

最初は梓のことを信頼しても良いと思ってた。

だけど、本当の気持ちは・・・。

【うざい】

これだった―。

それに気付いたあたしはこの頃本当に梓をうざく思ってた。

どうしようかな。

「ねぇ、シメなぃのぉ？？」

・・・・・・・。

あたしが出した結論は・・・・。






















次の日の放課後――

外では雨が降っていた。

あたしの高校生活もそろそろ１ヶ月がたつ。

もうすぐ５月だ。

あたしは教室でぼんやりしていた。

すると、携帯が震えた。

「・・・もしもし。」

相手は恵莉香からだった。

「もしもしぃ？来る？？」

「うん。これから行くわ」

あたしは携帯を持って誰もいない教室をでた。
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表紙・目次

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