永遠に・・・
 それでもあたしと彼女は話し続けた。

・・・この子なら信じれるかな。

そう思い始めていたとき。

「ねぇねぇッ、中学の頃友達とか何人いたの?」

ズキッ―・・・・

いつかはきかれると思ってたけど・・・

きかれたくなかった・・・

あたしは思わず言ってしまった。

「お前には関係ねぇだろ。」

「えっ・・・・」

彼女は突然笑顔を無くした。

「じゃあ、もう話しかけるなよ。」

あたしはそう言い残し、教室を出た。

「待ってよ!!あたしととも・・・」

そこからは聞き取れなかった。





高校1年になって1週間がたった。

あたしはいつも通り準備をする。

「椿?今日学校行く?」

お母さんが来て、問いかける。

「うん。じゃあ行ってくる。」

するとお母さんは優しく微笑んだ。

「そう。行ってらっしゃい。」




・・・あたしは、友達はいらないし

うざい。

だけど、家族なら信頼できていた。

中学時代はずっと反抗し続けて

親をずっと泣かせていた。

でも、今はなんとなく信用をしている。

まぁ、それは置いといて・・・

しばらくすると、学校についた。

あたしはいつものように教室へと入っていった。

・・・彼女と目が合った。

「・・・。」



あれ以来彼女とは話していなかった。

彼女はどうやら友達もできたみたいだ。

でもどこか寂しそうな顔をしている。

あたしはそんなことも気にせず、また教室を出て行った。
< 2 / 20 >

この作品をシェア

pagetop