永遠に・・・
 授業中―

1件のメールが届いていた。

梓からだった。

【椿へ 授業めんどいね(汗 】

暇なんだろうか。

【じゃあサボろうよ。】

返信っと。

するともう返事が届いた。

【えっ?椿ってサボったりするのっ?】

【うん。するよ?中学の頃もしてたし♪】

【中学の頃も?内診とかやばいじゃんッ】

【まぁね。でも学校とか何処でも良かったし。】

【すごいねッじゃあサボっちゃう?】

【そうだねぇ】

「先生・・・お腹痛いんでトイレ行ってきていいですかぁ?」

すると梓も席を立ち・・・

「あたしもお腹痛いんですけど・・・」

「仕方ないな・・・行って来い」

「はい・・・すいません・・・」

梓はペコリと頭を下げて教室を出た。

「・・・何処行くの?」

梓がコソっと話しかけてきた。

「じゃあうちん家来る?」

「えっ・・・いいの?」

「別にいいよ?」

「でも・・・親とかは??」

「あぁ、お母さんあたしのこと分かってくれてるから。」

「え?」

「お母さん、あたしが友達に何度も裏切られて、学校嫌になったの知ってるから。」

「そっか。」

そう話しながら自宅へと向かった。

「・・・ただいま。」

「お邪魔しまぁす」

するとお母さんが来た。

「椿、学校は?」

「サボってるぅ。」

「え?だめでしょ。サボっちゃ!」

「いいじゃん別にぃ」

「もう・・・サボるのも程々にしなさいよ。」

お母さんはあきれていた。
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