呪いの風船
『山口の母ちゃんから電話来て、昨日から帰ってこないらしくて…一緒にいないか?って…夕方には帰ってくるって言ってたらしいのに…』
「そーなんだ、他の誰かの家にいるだけじゃない?」
『そーだといいんだけど、風船の事を思い出して…』
「ああ、また風船?ただのイタズラだから気にしない方がいいって。」
『でも、あの日から昨日で11日たったんだ。あの風船には10日間以内に同じ風船を流さなくちゃいけなかったんだ…流さなかったら3日間苦しんだ末、水死するって…』