呪いの風船



一瞬耳を疑った。



「死・・んだ・・?ホントに?」



『ああ・・・しかも死に方がおかしいんだ…』



「おかしい…?」



『今日の朝、玄関の前に倒れていたのを山口の母ちゃんが見つけたらしいんだけど、全身びしょ濡れで救急車で運ばれた時はもう…』


「うそ…びしょ濡れ?」

「アイツは別に海や川に行く予定なんかなかったし、何故か溺死だったらしいんだ…それなのに玄関の前に倒れてるっておかしいだろ…?」


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