呪いの風船
溺死…!確かに、溺死した後なのに玄関の前にいるのはおかしい…。
死んだ後に動くわけないし…。
まさか、殺人事件?
『でも殺人事件じゃないんだ。』
私の考えを見透かしたかのように言った。
「なんで言い切れんの?」
『警察の調べによると、そんな目撃情報なんてなかったし殺された跡も全くないらしい…。やっぱり風船が…?アイツが最初に拾ったし…』
まさか…いやそんな事ある訳ないじゃん。
「そんな訳ないじゃん、ただの偶然に決まってるよ!!」
『でも…!「そんな事悠が今心配してもしょうがない!警察に原因は任せよう…?」
悠の言葉を遮るように言った。