隣のアイツはRANKB



黒板にノノちゃんが席のの番号を書いていく。


委員長がクジを作っている。



もう神頼みしかない。

また佐々木くんの隣の席になれますように、と手を合わせて願う。


「なに願ってんの?」


「…秘密。」


「ふーん。じゃあ俺も願うわ。」


佐々木くんが手を合わせる。


「なにを願うの?」


「んー、後ろの席になれるように願ってんだよ。」


「へぇー。」


「あと、山崎が窓際の席にならないようにも願ってやるよ。」


「あ、ありがとう」


なんか嬉しいなぁ。



佐々木くんは優しくてカッコ良くてスポーツできて…頭は良くないけど、好き。



気づいてよ、バカ。






< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

折り紙

総文字数/747

詩・短歌・俳句・川柳4ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop