隣のアイツはRANKB
黒板にノノちゃんが席のの番号を書いていく。
委員長がクジを作っている。
もう神頼みしかない。
また佐々木くんの隣の席になれますように、と手を合わせて願う。
「なに願ってんの?」
「…秘密。」
「ふーん。じゃあ俺も願うわ。」
佐々木くんが手を合わせる。
「なにを願うの?」
「んー、後ろの席になれるように願ってんだよ。」
「へぇー。」
「あと、山崎が窓際の席にならないようにも願ってやるよ。」
「あ、ありがとう」
なんか嬉しいなぁ。
佐々木くんは優しくてカッコ良くてスポーツできて…頭は良くないけど、好き。
気づいてよ、バカ。