2人の陰陽師〔前半〕
「大丈夫だよ…ちゃんと見えてるし」

「そうか?でも前髪切ってコンタクトにすればいいと思う」

そのせいで暗く見られると思ってそう言った。

「でも…わ……~♪~♪」

ルナが答えようとすると、携帯が鳴った。

俺のじゃないから、ルナのだろう。


ルナは俺に誤ってから携帯に出た。

「はい、もしもし」


「えっ!?今から!?」

聞いていると急ぎの電話みたいだった。

それからずっと聞いていると、「ムリです」や、「できません!」の一点張りだったが、諦めた様子で、

「うぅ……分かりました」

そういって電話を切った。

ルナの顔を見ると、絶望的というみたいな顔をしてた。


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