2人の陰陽師〔前半〕
『何がおかしい?』

かまいたちは、あたしにそう問いかける。

「あたしがこんな簡単に、負けるわけがないでしょ。このようになることは、予想ずみ」

みると、かまいたちは驚いていた。

『そんなわけない。仲間がいるっていうのか?悪あがきしても無駄だぞ』

さっきの表情とは変わり余裕そうな顔。

「へぇ~そう。あたしの忠告聞かなかったこと後悔しないでね。…………いくよラム」

あたしの携帯にぶら下がっているキーホルダーが光り、ラムが出てきた。

「ラムは、雑鬼達お願い。かまいたちはあたしがやるから」

「分かった」


そう言ってラムは雑鬼達を次々に倒していく。

『そんなバカな…』

かまいたちは呆然としてる。

「あたしの忠告を聞かなかったのはそっち、自業自得」


あたしは、かまいたちを睨みながら言った。


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