2人の陰陽師〔前半〕
「ルナ、そっちは終わったの?」

ラムが疲れた表情も見せずに聞いてくる。

体力あるなぁ……。

あたしなんて、霊力使って疲れているのに…。

「終わったよ。帰ろっか」


そして、私達は家に向かって歩いた。


後ろにいる妖怪に気づかずに………。





☆☆☆☆☆☆☆☆☆

『気づかずにいくとは…』

『たかが人間でしょう。あなた様の足元にもおよびませんよ』

『ふっ…そうね。木下ルナの力、絶対手に入れる』


そう言って二人は消えてしまった。


………この出来事は、誰も知らない。


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