2人の陰陽師〔前半〕
「そうだったんだ…」

でも、こんな暗い子の情報知りたいなんて………。


それに、情報を欲しがるのは人間の本能だよ!

情報を知って満足する的な?


「今の説明で分かった?」

「うん。ありがと、梨奈」


あたしと、梨奈のおしゃべりが終わったと同時に、チャイム が鳴った。










――3時間目――

今は英語の授業中。

「それでは、ここの問題分かる人~?」

シーーーーン。

うわ~誰も手、あげないし。


「誰も手、あげないのか。じゃあ木下さん!」

あたし、あてられちゃったし(泣)

梨奈を見てみると頑張れ!みたいな目をしてこっち向いてるし。

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