2人の陰陽師〔前半〕

「はい」

蓮はそう言って立ち上がり、答えを言った。

「凄い、正解よ」

先生がそう言った瞬間、歓声がおきた。

やっぱ、思った通り蓮って頭良いんだ。

さすが、学園の王子だよね。

蓮のファンクラブも学園の女子ほとんど、入ってるほどだし。


凄いな~。



それから、授業はスムーズに進んでいった。



「ありがとうございました」

そう言った後、梨奈があたしのところにきた。

「ルナ、なんで答えなかったの?」

「目立つの嫌だし…答えなかった」

いつも、テストで60点ぐらいしか取らないからね。

なんで解けたんだ?って不思議がられても困るし。

「やっぱりか。あ、そうだ!ルナ放課後ショッピングしない?」

「今日の放課後は予定ないし、いいよ」

「ありがとうルナ!じゃあ放課後ね」


それから時間は過ぎていき、あっという間に放課後になった。


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