2人の陰陽師〔前半〕
「ちゃんと協力するから安心してよ」
あたしはニコニコしながら言った。
「自分のことは鈍いくせに、他人のことは鋭いのね」
そう小さい声でいう。
何言ってるか聞き取れなかった…。
「なんか言った?」
「何も」
そうだったらいいんだけど。
「そっか。そういえば太一と梨奈をどうやって2人きりにすればよい? いきなりでいいの?」
「べつにいいけど…花火を見るとき2人きりにしてほしいな」
「了解! 協力するってことは蓮もだよね? 蓮に言ってもよいでしょ?」
「え…あ…うん」
顔が再び赤くなる梨奈。
梨奈をここまでさせるのは太一しかいないね。
どうやって蓮に協力させよう?
あたしはニコニコしながら言った。
「自分のことは鈍いくせに、他人のことは鋭いのね」
そう小さい声でいう。
何言ってるか聞き取れなかった…。
「なんか言った?」
「何も」
そうだったらいいんだけど。
「そっか。そういえば太一と梨奈をどうやって2人きりにすればよい? いきなりでいいの?」
「べつにいいけど…花火を見るとき2人きりにしてほしいな」
「了解! 協力するってことは蓮もだよね? 蓮に言ってもよいでしょ?」
「え…あ…うん」
顔が再び赤くなる梨奈。
梨奈をここまでさせるのは太一しかいないね。
どうやって蓮に協力させよう?