2人の陰陽師〔前半〕
~蓮side~


俺はルナの電話が終わったあとすぐ待ち合わせ場所に向かった。


待たせるとかしたくないし。


ルナのことだから、一人にさせとくと、ナンパに捕まってどっかいきそうだし。


待ち合わせ場所に到着するとルナの姿はない。


なんとか先につけた。


待っていると、女たちが逆ナンしてきた。


香水臭いしウザイ。


無視し続けていると、遠くにものすごいスピードで走ってくる女が目にはいる。


ルナか?



俺の予想はあたったみたいで、息を切らしながら、俺の近くにきた。


「蓮、遅れてごめん!」


< 82 / 132 >

この作品をシェア

pagetop