金髪王子2

「避妊は、相手任せにしちゃダメよ。
ちゃんと自分ですること。
あと、これはお母さんの希望だけど、高校生の間は、できればそういうことはしないでおいて欲しい。
まぁ、相手のあることだし、高校生じゃ、なかなかそういうことをふたりで話し合うっていうのも難しいかもしれないけど、できれば、奈良坂くんとよく話し合って、ちゃんとして欲しい」


そこまで言って、お母さんは、私の反応をうかがうように私の顔を見る。


「…………」


こういう話って、大事なことだとは思うけど、めちゃくちゃ恥ずかしい。


私が固まっているのを見て、お母さんは、場を和ませるように微笑んだ。

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