金髪王子2

あぁ、そうだよね、エッチしたくないって言ったら、別れようって言われちゃうかもしれないよね?


えー、それはヤダ!


こんなに好きなのに、大輔くんと別れるなんて、考えられない!


考えたくないよ……。




ポチャンと音を立ててお湯を肩にかけ、自分の体を見下ろす。


ほんの1時間くらい前に、大輔くんの手が触れた、胸。


ツー、と鎖骨を指でなぞってみる。


でも、なにも感じない。

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