金髪王子2
その時、本鈴が鳴り響いた。
「どうする?
保健室行く?」
「……うん」
結局私は、綾音と礼奈に付き添ってもらって、保健室で休むことにした。
あぁ、情けない……。
でも、まだムカムカしてて、とても授業を受けられる状態じゃない。
養護の先生には、綾音がうまく言ってくれた。
礼奈に布団をかけてもらい、ベッドにもぐりこむ。
目をつぶると、さっきの写真がまざまざと蘇ってきて困ったけど、いつの間にか私は、眠ってしまったようだった。