金髪王子2

その後、大輔くんが午後の授業の話をしてくれたけど、正直、よく聞いてなかった。




早く家に帰りたい。


一刻も早く、大輔くんから離れたい。


そうじゃないと、大輔くんにまで嫌悪感を感じてることが、ばれちゃいそう。


それは避けたい。


だって、大輔くんはなにも悪くないんだもの。


大輔くんに、私の今の心の状態は、気付かれたくない。





そう思ってたのに……。


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