金髪王子2


そのとき、大輔くんの手が、私の背中を、すぅっとなでおろした。





「いやぁぁっ!」





気付いたときには、ドンッと、思いきり大輔くんを突き飛ばしていた。


驚いた表情で、私を見つめる大輔くん。



「ご、ごめんなさいっ!」



ど、どうしよう?


でも、どうすることもできず、


私はカバンをつかんで、逃げるように家へ走って帰ってしまった。




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