金髪王子2

最後まで言う前に、栞にさえぎられてしまった。


「あ、大輔くん、ゴメンね。
今日は、部活の子たちとご飯食べにいく約束してるから、先に帰っていいよ」


「え、あ……」


「じゃ、剣道がんばってね」


「あ、ああ……」






栞、笑顔だったけど。


ひょっとして、俺、避けられてる……?






その予感は、残念なことに、大当たりだった。

< 251 / 519 >

この作品をシェア

pagetop