金髪王子2
受験を応援したい気持ちにウソはないけど。
あー、すげぇ、ショック。
かっこつけて、待ってる、なんて言わなきゃよかった。
でも、もう口に出した言葉は取り消せねぇ。
あー、失敗した。
やっぱ、一緒に勉強する方法を考えて提案するんだった。
俺も一緒に予備校通うとか。
あー、でも、栞には、それが邪魔なんだよな、きっと。
だから、ああ言ったんだろうし。
やっぱ、俺にできることは、待つことだけなのかぁ……。