金髪王子2

離れていた夏休みの1ヵ月半、大輔くんのことは、考えないようにしていた。


そうすることで、私の中で大輔くんの存在は、かなり小さくなったと思っていたんだけど……。




違ったみたい。



ひと目、顔をみただけで、

ひと言、声を聞いただけで、

こんなに胸がときめく。



大輔くんが、好き……。



なんだか、片想いしていた頃に、戻ったみたい。


大輔くんとちょっと話しただけで、こんなに幸せになれるなんて。

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