金髪王子2

「……いいの?」


「大輔くん……、大好き」


ヤバイ。


そう思った瞬間、栞を強く抱きしめてキスしていた。


好きだよ、栞。


一度唇を離したけど、ガマンできずに、もう一度、唇を寄せる。


さっきより深く、長く……。




やっと、戻ってきた。


俺の栞。


栞を抱きしめていると、じわじわと胸が温かくなってくる。

< 424 / 519 >

この作品をシェア

pagetop