金髪王子2
第4章
最終希望調査
【栞side】
翌日の放課後、私はさっそく担任の杉田先生に、進路について相談することにした。
杉田先生は、40歳くらいの男の先生だけど、口調も優しいし、私はわりと好きな先生。
去年も担任だったし、3年間、国語を教わってるから、話しやすいっていうのもある。
職員室に行くと、先生はにこやかに私を迎えてくれた。
「進路のことで相談ってことだったけど?」
「はい……」
勧められた椅子に座り、私は緊張しながら、自分の希望を伝えた。