金髪王子2
「栞もそういう目で俺のこと見ることあるんだなぁって、ちょっとうれしかったんだけどな」
ポツンとつぶやかれ、ドキッとして、右上を見あげる。
ちらっとこちらを見た大輔くんは、おだやかに微笑んでる。
「栞に嫌われたくないからさ、栞がその気になるまでずっと待つつもりではあるけど、
やっぱ、俺も男だし。
栞のこと好きだし」
「…………」
それって、つまり、エッチしたいって話、だよね?
ドキドキ心臓が早鐘を打ち始める。
「いつ栞がその気になってくれるかなぁ、まだ当分先かなぁ、なんてことも考えててさ……」