金髪王子2


……待たせてる、んだよね、私。


もう、付き合って1年以上経つし、

周りでも、そういう話、聞くようになったし。


そういうことがあってもおかしくはないんだろうけど……。




いい機会だし、ちゃんと話しておこう。


そう決意して、私は口を開いた。



「大輔くんとね、そういうことするのがイヤなわけじゃないの。
ただ、学生なのに、妊娠したら困るなぁって思ってて……」


すると、大輔くんは、ふと足を止めた。

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