金髪王子2

ひょっとして、今回も同じパターン? と思って大輔くんを見あげると。


「栞」


しごくマジメな顔で見下ろされた。


「なに?」


「今日はさ、栞を紹介したいと思って、連れてきたんだ」


「紹介?」


誰に?


視線でそう問いかけると。


「……親父」


親父!?


それって、つまり……。

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