金髪王子2
俺は通話終了ボタンを押して、電話を切った。
フフ、今頃、栞、どんな顔してベッドに入ってるかな?
胸をドキドキさせて、目がさえて眠れなくなってたり?
かわいそうなことしたかな。
でも、ベッドに入ってからも、俺のことを考えてて欲しい。
なんて、わがままか?
栞。
今すぐ抱きしめてキスしたい。
だぁーーー、くっそぉ!
だめだ、少し、頭冷やそう。
俺は頭をガシガシかきながら部屋を出て、シャワーを浴びに階下へ降りていった。