金髪王子2

でも、今日は、栞に主導権握られてもしかたない。



「あ、あぁ、そうだな、行こうか」


俺は、おとなしく指示に従った。



……なさけねぇ。




「じゃ、また明日ね」


「あぁ、また……」



マンション前で栞と別れ、駅への道を歩く。


いつものことなのに……、


なんだ、このサイテーな気分は!

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