部活探偵のツンデレ事件簿-タイム・トリッパー殺人事件-
2011年6月14日(火)午前08:00 『クラスルーム……』
「いずれにしても、お墨付きがついたのよ、国家権力のね」
琢磨の机の上に座り込み両腕を高く組んで、少々疲れ気味の様子で椅子に座りこむ琢磨を見下ろしながら、酷く能天気にそう言い放ったのだ。
始業前の独特の朝の雰囲気は、教室に集う生徒達のざわめきが作りだしている物だった。
「あのな、そんなに能天気に楽しそうにしてて良いのかよ…」
琢磨の冴えないと言うよりは陰気くさい口調を全く気にする事無く亜矢子はあくまで能天気で、あくまで強気だ。
「勿論よ。二人で協力してこの事件、見事に解決して見せようじゃないの。無能な大人達に私たちの才能を見せつけるチャンスだわ」
「いずれにしても、お墨付きがついたのよ、国家権力のね」
琢磨の机の上に座り込み両腕を高く組んで、少々疲れ気味の様子で椅子に座りこむ琢磨を見下ろしながら、酷く能天気にそう言い放ったのだ。
始業前の独特の朝の雰囲気は、教室に集う生徒達のざわめきが作りだしている物だった。
「あのな、そんなに能天気に楽しそうにしてて良いのかよ…」
琢磨の冴えないと言うよりは陰気くさい口調を全く気にする事無く亜矢子はあくまで能天気で、あくまで強気だ。
「勿論よ。二人で協力してこの事件、見事に解決して見せようじゃないの。無能な大人達に私たちの才能を見せつけるチャンスだわ」