部活探偵のツンデレ事件簿-タイム・トリッパー殺人事件-
急に上機嫌になったな亜矢子は、自分の荷物を持つと、琢磨にもせかす様に荷物を持たせ、二人をせきたてる様に部室を出た。そして自ら施錠すると、
「じゃぁ行きましょう」
そう言って先頭を切って職員室の方向に向かって歩き出す。
稲光がフラッシュの様に廊下を瞬間的に浮かび上がらせ、それと同時に雷鳴が轟く。
閃光と雷鳴の間隔が酷く短い。
雷がかなり近づいている証拠だ。建物の中に居ないと、危険な状況に成りつつあ
るのは明白だった。
「雷、嫌いなのよね……」
その言葉に琢磨がにやりとほくそ笑む。幼馴染の腐れ縁で、琢磨は亜矢子が苦手な物は、ある程度、把握している。そして、雷が大嫌いな事も幼稚園時代の経験ではっきりと覚えていた。
「永遠に鳴ってて欲しいもんだな。少しは態度も変わるだろ」
「じゃぁ行きましょう」
そう言って先頭を切って職員室の方向に向かって歩き出す。
稲光がフラッシュの様に廊下を瞬間的に浮かび上がらせ、それと同時に雷鳴が轟く。
閃光と雷鳴の間隔が酷く短い。
雷がかなり近づいている証拠だ。建物の中に居ないと、危険な状況に成りつつあ
るのは明白だった。
「雷、嫌いなのよね……」
その言葉に琢磨がにやりとほくそ笑む。幼馴染の腐れ縁で、琢磨は亜矢子が苦手な物は、ある程度、把握している。そして、雷が大嫌いな事も幼稚園時代の経験ではっきりと覚えていた。
「永遠に鳴ってて欲しいもんだな。少しは態度も変わるだろ」