部活探偵のツンデレ事件簿-タイム・トリッパー殺人事件-
「おい、亜矢子」

「何よ?」

「変な事は考えるなよ」

「ふふん」




亜矢子の不敵な笑みに琢磨は思わず頭を抱える。




「いいか、これは、お前が好きなミステリー小説の話じゃぁ無い、現実に起こってる、リアルな出来事なんだからな」

力説する琢磨を亜矢子はちろっと瞳で睨んだだけだった。そして、軽く無視された状態の琢磨は、その場にしゃがみ込みたい衝動にかられた。

校長の話は、更に続く。
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