部活探偵のツンデレ事件簿-タイム・トリッパー殺人事件-
・限りなくクロに近い灰色
「もう一度だけ説明させて貰いますが、推定犯行時刻の6月9日の午後2時頃、あなたは何処で何をしてましたか?」
「さっきから申し上げている様に、美術室で授業をしていました」
「それは、確かな事ですか?」
「はい、間違い有りません」
「それを証明できるのは?」
「生徒20人です。私は授業中、教室から一歩も出てません」
さっきと全く同じ答えが返ってきた事に刑事は大きな溜息で答えるしかなかった。
「いいですか沢村さん……」
刑事は言葉を区切って更に尋ねる。
「さっきから申し上げている様に、美術室で授業をしていました」
「それは、確かな事ですか?」
「はい、間違い有りません」
「それを証明できるのは?」
「生徒20人です。私は授業中、教室から一歩も出てません」
さっきと全く同じ答えが返ってきた事に刑事は大きな溜息で答えるしかなかった。
「いいですか沢村さん……」
刑事は言葉を区切って更に尋ねる。