部活探偵のツンデレ事件簿-タイム・トリッパー殺人事件-
・黄昏の刑事達
「それは、捜査上の秘密、肯定も否定もしない、ノーコメントだ。ついでに言うが、この事も誰にも言わないでくれよ。これは、君達にしか話していない。もし万が一、噂が広まるような事が有れば、出何処は君達だから、それなりの事は、覚悟して貰う、良いね?」
「いいわ、でも、世の中、ギブアンドテイクだからね。私達の要求ものんでくれるんでしょうね?」
前原の眉毛がピクリと動く。そして一言こう尋ねた。
「要求は?」
「理事長室の中を見せて欲しいの。図面だけじゃぁ実感湧かなくてさ。やっぱり実物を見ないとなにも分らないわ」
前原刑事ズボンのポケットに左手を突っ込んで、右手でぽりぽりと頭を掻きながら少し考えてから、小さな声でこう言った。
「――ま……良いだろう、鑑識も撤収してるし少しの間なら見せてあげても良いだろう。社会科見学だと思えば問題も無かろう……」
「前原さん……」
ちょっと慌てた表情で秋野が割り込んで来るが、前原はそれを遮り亜矢子への質問を始めた。
「いいわ、でも、世の中、ギブアンドテイクだからね。私達の要求ものんでくれるんでしょうね?」
前原の眉毛がピクリと動く。そして一言こう尋ねた。
「要求は?」
「理事長室の中を見せて欲しいの。図面だけじゃぁ実感湧かなくてさ。やっぱり実物を見ないとなにも分らないわ」
前原刑事ズボンのポケットに左手を突っ込んで、右手でぽりぽりと頭を掻きながら少し考えてから、小さな声でこう言った。
「――ま……良いだろう、鑑識も撤収してるし少しの間なら見せてあげても良いだろう。社会科見学だと思えば問題も無かろう……」
「前原さん……」
ちょっと慌てた表情で秋野が割り込んで来るが、前原はそれを遮り亜矢子への質問を始めた。