部活探偵のツンデレ事件簿-タイム・トリッパー殺人事件-
「あんた、私の事、どう思ってる訳?」
「――幼馴染で腐れ縁で……」
琢磨は自分の指を折りながら思い当たる事を手当たりしだいに愚痴り始めた。
「ああ、わかったわかった。じゃぁ、私で無くても良いわ。殺人の共犯になってくれって言われたらどうするの?」
再び琢磨は即答する。
「俺だったら絶対共犯なんぞにならねぇよ」
「どうして?」
「殺人事件の検挙率は94%位だ。ほぼ確実に捕まると考えた方が良い。捕まるって分ってて片棒担ぐ気にはならんわ。第一、俺は人殺しが出来るほどの大物じゃあない」
「――人殺しはしない?」
「断言する。俺はしない」
それを聞いた亜矢子は両手を頭の後ろに回してシートに座り直すと天井を見詰めてはぁっと溜息を一つついた。
「――幼馴染で腐れ縁で……」
琢磨は自分の指を折りながら思い当たる事を手当たりしだいに愚痴り始めた。
「ああ、わかったわかった。じゃぁ、私で無くても良いわ。殺人の共犯になってくれって言われたらどうするの?」
再び琢磨は即答する。
「俺だったら絶対共犯なんぞにならねぇよ」
「どうして?」
「殺人事件の検挙率は94%位だ。ほぼ確実に捕まると考えた方が良い。捕まるって分ってて片棒担ぐ気にはならんわ。第一、俺は人殺しが出来るほどの大物じゃあない」
「――人殺しはしない?」
「断言する。俺はしない」
それを聞いた亜矢子は両手を頭の後ろに回してシートに座り直すと天井を見詰めてはぁっと溜息を一つついた。