部活探偵のツンデレ事件簿-タイム・トリッパー殺人事件-
・同盟締結
「いや、そうじゃなくて、前原さんが言いたいのは協力してくれって言う事だ。上下関係なんか発生して無いだろ」
亜矢子は琢磨の言葉を聞いて不敵に微笑む。
「そう思って始まっても、気がつかないうちにマインドコントロールされて気が付けば大人のやり口の手先になってるの。世の中なんてそんなものでしょう?」
琢磨はだらりと頭を垂れ亜矢子の肩に右手を置いたまま、大きく一つ溜息をついた。
「――君たちの意見は分ったよ。申し訳なかったね、無理強いしようとしてしまって」
前原は三文芝居を続ける二人の様子を見ながら右手で後頭部をまさぐり済まなそうに肩をすくめてそう言った。
「い、いえ、こちらこそ、失礼な事を言ってしまって……」
亜矢子が何か話し始めそうな雰囲気だったので琢磨は慌てて彼女の口を抑え込みじたばたと暴れ始めた事も全く気にする事無く、前原に向かって非礼を詫びた。
「規だ、これからの捜査は我々警察のみで行うから、君達は絶対に手出ししないでくれるかな……もし、首を突っ込んで来る様な事が有ったら、迷わず公務執行妨害でしょっぴかせて貰うからね」
亜矢子は琢磨の言葉を聞いて不敵に微笑む。
「そう思って始まっても、気がつかないうちにマインドコントロールされて気が付けば大人のやり口の手先になってるの。世の中なんてそんなものでしょう?」
琢磨はだらりと頭を垂れ亜矢子の肩に右手を置いたまま、大きく一つ溜息をついた。
「――君たちの意見は分ったよ。申し訳なかったね、無理強いしようとしてしまって」
前原は三文芝居を続ける二人の様子を見ながら右手で後頭部をまさぐり済まなそうに肩をすくめてそう言った。
「い、いえ、こちらこそ、失礼な事を言ってしまって……」
亜矢子が何か話し始めそうな雰囲気だったので琢磨は慌てて彼女の口を抑え込みじたばたと暴れ始めた事も全く気にする事無く、前原に向かって非礼を詫びた。
「規だ、これからの捜査は我々警察のみで行うから、君達は絶対に手出ししないでくれるかな……もし、首を突っ込んで来る様な事が有ったら、迷わず公務執行妨害でしょっぴかせて貰うからね」