サヨナラいとしい子
アタシほんとにずいぶん
長く眠っちゃってたのね。
でもすごく幸せな夢をみたのよ。
「ココア、聞こえてるか?」
ハルトの声が、鼻声になってる。
風邪でもひいたの?
気をつけなきゃだめよ。
ハルトはアタシを腕に抱いた。
あったかい。
「ココア、聞こえてる?
お前に報告があるんだ」
あら、なぁに?
「あの子に、今日言ったよ」
なにを?
「ショール、
お前に取られちゃったから、
弁償させて下さいって」
そう、それで?
「そしたら、彼女笑って、
気にしないでいいって。
ココアが気に入ったなら
ココアにやるって」
…それで?それだけ?
「思いきって誘ったよ。
今度お詫びにご飯でも…って」
あら!
「お前がつくってくれた
チャンスだもんな。
勇気出して誘った。
そうだろう?
お前頑張れって
言いたかったんだろ?
だから、こんなことして…」
ハルトは、アタシの前足と
ショールに触れた。
長く眠っちゃってたのね。
でもすごく幸せな夢をみたのよ。
「ココア、聞こえてるか?」
ハルトの声が、鼻声になってる。
風邪でもひいたの?
気をつけなきゃだめよ。
ハルトはアタシを腕に抱いた。
あったかい。
「ココア、聞こえてる?
お前に報告があるんだ」
あら、なぁに?
「あの子に、今日言ったよ」
なにを?
「ショール、
お前に取られちゃったから、
弁償させて下さいって」
そう、それで?
「そしたら、彼女笑って、
気にしないでいいって。
ココアが気に入ったなら
ココアにやるって」
…それで?それだけ?
「思いきって誘ったよ。
今度お詫びにご飯でも…って」
あら!
「お前がつくってくれた
チャンスだもんな。
勇気出して誘った。
そうだろう?
お前頑張れって
言いたかったんだろ?
だから、こんなことして…」
ハルトは、アタシの前足と
ショールに触れた。