夏と幽霊とボロ屋敷の法則
「なぜ紅茶?」
「そちがバーゲンダッツは甘いと言ったではないか。甘い物には紅茶ぞ。これは紳士の嗜みぞ!」
「あれ貴方だったんですか、後私、バーゲンダッツあげるつもりないですよ。」なんという傲慢紳士だよ。
「………………っ!!!!!!!…」

すごい悲しそうな顔をしている。
捨てられた子犬のような目で私を見ないで。
バーゲンダッツは六個ある。一つぐらいあげてもいいと思う。そうしないと何か私の方が傲慢な人間にみえてしまう。
< 8 / 9 >

この作品をシェア

pagetop