今日も今日とて僕は僕をコロシます


最初は、フォークだけで食べていたが、学食を共にする雫が、「マナー悪いぃ」などと、お前は犬が拾い食いするなと言っているのかとも思わせる、また貸し雫に言われたので、仕方がなくスプーンを使っていた。


ピンクの粒々は卵だとすれば、僕はまた昼間にも殺しをするのだろうなぁと考え、食べる。うん、おいしい。


飽きつつあるも、おいしいのには変わりないために、フォークを進める。


食事中は基本、無言だが。


「そーちゃん、一口ちょーだい。ウチの親子丼あげるから」


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