野球なカレ。
た、確かにあたしも初めてだけど。




…え?



だってコウ、今まで付き合ってた人としたんじゃ…。




「初めて、なんだ。」



急なカミングアウトに驚きを隠せないあたし。


「もいっかい、してもいい?」



「う、うん…。」



ぎゅっと目をつぶった。



コウの温かい唇があたしの唇に重なった。




と思ったらすぐ離れた。


「もいっかい。」



また、コウの顔が近くなって、唇が重なった。



そのあと、何度も何度も唇を重ねた。
















< 12 / 13 >

この作品をシェア

pagetop