野球なカレ。
「唯、よく聞きなさい。告んないとなんもはじまんないからね。あんた、大学とかになったら、絶対コウとおんなじなんかなれないから。あんたさっさと告ってふられてきな!」



「ちょっふられてほしいんか!!うーんでも、告ったらさあ。は?お前どんだけ笑わせたいんだよ。みたいな感じで爆笑されそうー。」



だってずっとこんな感じでさ、急に告られたら、コウ、困るでしょ?


あたしだからずっと告白できないまんまなんだな~。

しかも、高校生活最後の野球の大会があるし。



絶対告白なんてむりーーーー!!



「まあ、唯がしたくないなら、無理にしなくていいけど。後悔してからじゃ遅いんだから」



といって美代は自分の席に戻っていった。




美代~。

あたし、わかってるよそれくらい。



そろそろ告白しないと後悔しちゃうの分かってる。


でも、怖いよ。



しかも、この間、超可愛い女の子に告白されてのに、「今は、野球に全てをかけたい」とか言って断ったって言ううわさもあるし…。



あたしなんか絶対無理!



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