青い海
まだ待った。

待った。

10分くらい待った。

・・・ベッドの下にエロ本でもないかな~?
・・・・・・・・・・・・・・・・あった。
漫画か~♪読もうっと♪

ペラッ・・・・・ペラッ・・・。・・・・ボト。

はい?何がボト?
顔を上げるとそこには郷本君が立ちすくんでいた。ジャージになってる。そして焦る様子もなく言った。
「・・・・・璃音」
「はい」
怒るかなぁ・・・・・謝ろうかなぁ・・・・・。
そう考えていると、郷本君が、
「粗茶ですが」
と言ってきた。エロ本どうでもいいんかい!!
「あっ・・・どうも」
思わず受け取ってしまったが、郷本君が何もツッコまないのにビックリだ。
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