青い海
「起きて~紗琥~!!」
「できた~・・・・・?」
「うん」
「食べさせて~・・・」
なんて言って口を開けて待ってる。
「熱いよ」
「フーフーしてちょうだい・・・」
かっわいい!!めっちゃくちゃかわいい!!って違う!!
希望通り『フーフー』してから紗琥の口に運ぶ。
「うにゃ・・・味が薄い・・・」
『うにゃ』って・・・『うにゃ』って・・・萌えるなぁ・・・。
「そりゃ熱が出てるからでしょ」
「そっか・・・次・・・」
「わかった」
そして『フーフー』して口に運ぶという作業の繰り返し。たまに鶏肉も入れる。
「・・・おわり~?」
御粥と肉がなくなって、動きが止まっていたからか訊いて来た。
「ちょっと待ってて。持ってくる」

器を持って、キッチンに走っていった。
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