青い海
「えっと~・・・璃音が朝起きて熱うつってたのは覚えてるな?」
「うん」
「で、その次は?」
「今の起きたのしか・・・」
「じゃあ、そっからだな」
「オネガイシマス」
「次に起きたのは、11時くらい。璃音はベッドから出て勉強をしていた。で、俺が熱は下がったのかと訊くと、『ダイジョウブダヨ~』と明らかに変だったからでこで計った。案の定全然熱は下がってなかった」
「・・・ゴメンナサイ」
「そんで、ベッドに戻したら『紗琥のにおいがする~』とヘンタイみたいなことを言ったから多少ビビッた」
「ゴメイワクヲ オカケシマシタ」
「璃音に逃げられないように、『逃げたら襲うぞ』的なことを言ったら『イイヨ~』って返事が来た」
「マコトニ モウシワケ ゴザイマセン」
ここまでで、私がとんでもないことを言ったことがよ~くわかった。
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