青い海
カチャン

「ごちそうさまでした」
「はいよ」
「・・・・紗琥」
「なに?」
「いつまでこの言葉使い?」
「そろそろもとに戻っていいぞ」
「了解」

・・・・・これで楽になる~!!!

気が抜けたのか何なのか、溜息がこぼれた。
「璃音」
「なに?」
「今回のことでわかったんだけど・・・・」
「うん」
「どんな璃音も璃音だってことがわかった」
「そりゃそうだろ」
「・・・・そうじゃなくって」
「なに?」
紗琥は頬を赤く染めて・・・・・。

「俺は璃音が好きだから」

息を吸い込み、ハッキリと告げた。
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