青い海
「・・・・い・・・お~い!!」
「うわっ!!はい!!」
ぼ~っと考えことをしていたから、びっくりする。
「大丈夫か~・・・?」
「だ、大丈夫」
「また熱上がってるかもなぁ・・・」

コツンッ

おでこで熱を測るのもだいぶ慣れてきた。
「あれ?」
「どうしたの?」
「・・・・・ちょっと体温計持ってくる」
・・・・・また上がっちゃったのかな?

ドタドタドタッ ガチャッ ドタドタドタッ

紗琥が、はいと言いながら体温計をさしだしてくる。
「36.7・・・36.8・・・37.1・・・37.5・・・」
体温計を見ながら、ぼそぼそとつぶやく。

ピピピッピピピッピピピッ


体温計を見て、驚愕。思わず言葉を失う。
「・・・・・見せて」
紗琥が身を乗り出してきた。
「38.5・・・・璃音」
「なに?」
「俺のベッドの上で転がっとけ」
「・・・元気なのに」
「寝とけ!!」
「はいはい・・・・」
紗琥のベッドの上に転がった。
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