青い海

プルルルルップルルル『もしもし、紗琥様ですか？』
「ああ、今から俺の部屋の荷物を璃音の家の隣のマンションに移してくれ。もちろん、部屋は２階の璃音の部屋の隣だ」
『かしこまりました』

ピッ・・・・

「はい♪おしまい♪」
「・・・・・お前金持ち？」
「両親がね」
「・・・・隣に越してくるんすか」
「うん。これからはすぐ逢える」
「紗琥」
「何？」
「お前、ストーカーとか言われたことない？」
「ない」
「今のお前の行為はストーキングと言うんだ」
「うん」
「犯罪だぞ」
「お前にとって嫌なことならな？」
「まぁ・・・嫌じゃないけど」
こうして、紗琥は隣に越してきた。
紗琥はこのあと、窓からベランダに飛び移って帰った。ちなみに、窓からベランダの距離はわずか10ｃｍである。